カフェインのみを栄養源とする新種の細菌

2011年5月27日 10:30

  capra 曰く、

 アイオワ大学の研究チームがカフェインのみを栄養源とする新種の細菌 Pseudomonas putida CBB5 を発見したそうだ (Scientific American の記事本家 /. 記事より) 。

 カフェインは炭素、水素、窒素、そして酸素から成り、この細菌はこれを二酸化炭素とアンモニアに分解するという。この細菌はエスプレッソマシーンから採取されたのかと思いきや、アイオワ大学のキャンパス内の花壇から見つかったとのこと。自然界にはカフェインは多く存在するため、これは特に驚くような場所ではないという。同様にカフェインを栄養とする細菌の存在も当然であり、他の微生物などでも確認されているという。

 なお、今回の発見はカフェインを栄養源とするのに関連する酵素や遺伝子を解明しているとのことで、ニューオーリンズで今月行われる American Society for Microbiology にて発表されるとのことだ。

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