【銘柄診断】常磐興産は業績再下方修正で赤字転落も織り込み済み

2011年5月25日 16:12

  常磐興産 <9675> は、前日比変わらずの76円と小動きだった。前日24日大引け後に5月30日予定の決算開示に先立って、2011年3月期業績の2回目の下方修正を発表、純利益が赤字転落するが、織り込み済みとしてとくに売り直す動きは出ていない。

  3月期業績は、昨年11月に下方修正されたが、その11月減額値より売り上げを55億8900万円、経常利益を3億6100万円、純利益を9億700万円それぞれ引き下げ、純利益は、3億6700万円の赤字(前期は4億8600万円の黒字)と水面下に落ち込む。

  東日本大震災発生でスパリゾートハワイアンズが営業を休止し、卸売業の石炭供給国の豪州の大災害も影響して売り上げが下ぶれ、営業休止中の固定費や棚卸資産・固定資産の除却損など5億6000万円を特別損失に計上することが再減額要因となった。

  なお未定としていた期末配当は無配(前期実績2円)とした。

  株価は、大震災発生で年初来安値53円まで急落、フラガールの全国巡業開始など復興活動を進めていることなどから100円台を回復し底上げを試した。下げ過ぎ訂正をサポートしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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