【銘柄診断】シップヘルスケアＨＤは高値肉薄、連続最高純益を見直し内需割安株買い

2011年5月24日 17:46

　　シップヘルスケアホールディングス <3360> は２４日、２１円高の１３３６円まで上げて、５月２０日につけた年初来高値１３４５円に肉薄した。終値は１１円高の１３２６円と続伸した。

　　今３月期業績が連続して過去最高を更新することを見直し、内需関連の割安株買いが再燃しており、国内証券が相次いで投資判断、目標株価を引き上げたこともフォローの材料となっている。

　　同社の今期業績は、売り上げ１７９０億円（前期比１０％増）、経常利益９０億円（同１％増）、純利益５９億５０００万円（同０．３％増）と予想されている。

　　大型医療施設の設備投資回復や同社の相次ぐＭ＆Ａでトータルパックシステム事業やメディカルサプライ事業が続伸し、ヘルスケア事業でも介護付有料老人ホームの入居者増を図り、調剤薬局事業では新規出店とジェネリック薬品の拡販を進めることが寄与する。

　　株価は、東日本大震災でつけた年初来安値７６３円から下げ過ぎ訂正で大震災前の４ケタ台を回復、好決算発表で２段上げした。ＰＥＲは９倍台となお割安であり、上値トライが続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）