Mac App Storeがユーザーを危険にさらす可能性
2011年5月22日 11:30
Mac App Storeはセキュリティ問題の修正されていない旧バージョンのアプリケーションを提供し続けて、ユーザーを危険にさらす可能性があるとのこと。セキュリティ研究家のジョシュア・ロング氏がブログで指摘した(the JoshMeister on Securityブログの記事、ITmediaの記事)。
ロング氏によると、WebブラウザーのOperaは深刻なセキュリティ問題を修正したバージョン11.11が公開されているが、App Storeでダウンロード可能なバージョンは11.01とのこと。App Storeに登録された最初のバージョンだ。ロング氏はAppleとOpera双方に連絡しており、Operaからの回答によればApp Storeの審査待ちなのだという。現時点での解決方法は手作業で旧バージョンを削除し、OperaのWebサイトから最新版をダウンロードしてインストールするしかないとのことだ。
最新版に更新されていないアプリケーションはOperaだけではない。AmazonのKindleアプリケーションの最新版は1.5.1だが、Mac App Storeで公開されているバージョンは1月に公開された1.2.3とのこと。Amazonは更新履歴を公開していないため、バージョン1.2.3にセキュリティ上の問題があるかどうかは不明だ。
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