【銘柄診断】ゼリア新薬工業はアサコールの長期処方が可能となり収益好調が続く
2011年5月20日 19:11
ゼリア新薬工業 <4559> は短い時間で震災前の水準に引き戻したが、そこから上に行ききれない動きとなっている。17日に発表された業績は前2011年3月期に営業利益33億1100万円と大幅増益を達成したが、今2012年3月期も、売上げ545億円(前期比10%増)、営業利益35億円(同6%増)と増収益が見込まれている。
潰よう性大腸炎治療剤「アサコール」の長期処方が今年1月から可能になったことで、大幅な増加を見込んでいる。コンシューマーヘルスケア事業での「コンドロイチン群」も売上が拡大することが好業績の要因。今3月期を起点に2014年3月期を最終年度とする3ヶ年の第7次中期経営計をスタートさせた。
この3ヶ年を「グローバル企業としての基盤づくり」と位置付け、グループ全体の海外売上高の拡大に努める方針だ。今3月期が小幅増益見通しにあるため買いの手がなかなか上値に伸びないが、パターンとしては高値整理持ち込みから上値を慕う展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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