マツダ、新デミオに搭載する高効率直噴ガソリンエンジンを発表

2011年5月18日 23:09

 マツダは18日、高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV(スカイアクティブ)-G1.3」を開発したと発表した。今年前半に発売予定の新型「デミオ」に搭載されることが決まっており、国産コンパクトカークラスに初めて搭載される「直噴1.3Lエンジン」となる。

 同エンジンは、レギュラーガソリンを燃料とする自動車用量産エンジンとしては史上最高の圧縮比14.0を採用しており、特に低回転高負荷領域での高い効率性を実現している。従来、高圧縮エンジンに不可避とされていたノッキングを防ぐため、理想的な燃焼室形状をつくる「キャビティ(くぼみ)つきピストン」や、緻密な燃料噴射制御を行う「マルチホールインジェクター」などの新技術を採用している。

 また、マツダ独自のアイドリングストップ技術「i-stop(アイ・ストップ)」の作動頻度を向上させ、さらに再始動時の燃料噴射量を低減してよりスムーズな再始動を可能にすることで、燃費性能を8%向上させることができるという。

 なお、同社は、同日から20日までパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2011」(主催:公益社団法人自動車技術会)に、同エンジンを出展している。

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