マクドナルド 夏の電力不足に向けて節電実施へ 15%以上削減を目標

2011年5月17日 23:54

 日本マクドナルドは、今夏予想される東京電力、東北電力管内の電力供給不足に対応するため、原材料の加工段階から店舗営業時における節電、顧客への「節電」啓蒙活動を行うと発表した。

 実施期間は、今年7月1日~9月30日の約3ヶ月間。東京電力供給エリア店舗(約1300店舗)と東北電力供給エリア店舗(約200店舗)で、「店舗の照明のLED化および店内外照明の一部消灯」(なお、同社は2011年4月末現在、全国の274店舗にLED照明を導入している)、「厨房機器ON―OFF調整による削減」、「店内の空調設定温度の変更、等」を行い、消費電力を合計15%以上削減する。また、同社本社においても、一斉夏休みの取得や在宅勤務の推進、一部照明の消灯(蛍光灯700本削減)、残業ゼロなどを実施し、合計25%の電力削減を目指す。

 また、同社の主要な取引先企業に協力を要請し、食材製造ラインにおいて15%の電力削減を実施する。すでに、2社が同社の節電計画に賛同しているほか、他の主要取引先においても、15%の削減を達成しながら、食材の安定供給を維持できることが確認できているという。

 顧客への「節電」啓蒙活動としては、6月24日~8月中旬(予定)の期間限定で炭酸系のドリンクを全サイズ(S,M,L)100円で提供するほか、店内ポスターやトレイマットで節電を促していく方針。

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