異種アプリケーション統合基盤最新版を日本オラクルが提供
2011年5月12日 11:00
日本オラクルは、SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)を活用したオラクルの異種アプリケーション統合基盤の最新版「Oracle Application Integration Architecture 3.1」の提供を5月10日より開始している。
「Oracle Application Integration Architecture 3.1」では19種類の「プロセス統合パック」がオラクルのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware 11g」に対応する。「プロセス統合パック」とは、「Oracle Application Integration Architecture」の主要コンポーネントであり、SOAを活用して複数の業務システムを統合することを可能にするパッケージ化された業務プロセス群。「プロセス統合パック」の事前に定義された業務プロセスを活用することによって、オラクルが提供する多種類のアプリケーション製品同士や、オラクルのアプリケーション製品と他社製のアプリケーション製品を、業務プロセス単位で効率的に連携することができるという。
今回、「Oracle Fusion Middleware 11g」に対応したことで、SOAに関する技術要素を連携するための技術標準SCA (Service Component Architecture)に準拠した設計や開発ができるようになり、単一の開発画面で「プロセス統合パック」で提供するビジネス・プロセスの全体を確認しながら、簡単な操作で設計や開発が可能となっている。また、システムにより異なるデータ形式や通信プロトコルの定義を自動生成するツール「Oracle AIA Service Constructor」を活用することができるようになり、システム統合時に必要な開発作業を大幅に効率化できる。
また以前のバージョンに加えて、新たに3種類の「プロセス統合パック」が提供可能になっているという。