日本たばこ産業製タバコの出荷相次ぐ、9日から25銘柄へ
2011年5月8日 23:11
東日本大震災の影響を受け、銘柄数と出荷量の規制を余儀なくされている日本たばこ産業(JT)の商品供給量が徐々に回復しつつある。同社は4月11日からマイルドセブン、セブンスターの出荷を再開したのに続き、4月25日からマイルドセブンの派生銘柄(ライト、スーパーライトなど)や、キャスターマイルドやハイライトの出荷も再開。さらに5月9日には、ホープやピースライトボックスなど9銘柄を復活させ、供給できるたばこを25銘柄に増加する。また、6月6日には、女性に人気がある「ピアニッシモワン」と「ピアニッシモ・スーパースリム・メンソール・ワン」の出荷も再開する予定。
同社は、東日本大震災により北関東工場と郡山工場の2製造工場が被災。供給量が大幅に減少していた。同社が4月22日に発表した、2011年3月期(2010年4月~2011年3月)の国内紙巻たばこ販売実績速報によると、第4四半期(1月~3月)で前年同期比19.3%減となり、大幅に減少したことがわかっている。同社は、5月12日の決算公表時に、今回の震災による被害状況や臨時措置に伴う影響について説明を行う予定。