イ・ジア、ソ・テジとの結婚・離婚騒動について初めて心境を告白

2011年5月3日 22:45

 韓国のロックミュージシャン、ソ・テジとの離婚による慰謝料や財産分与請求訴訟で世間を驚かせた女優のイ・ジアは、5月1日の夜に自身の公式ホームページ(www.ejiah.com)で今回の事態に関して自身の心境などを初めて語った。

 以下は、ホームページで発表されたイ・ジア告白の全文である。

 「この十日間は、私には耐えがたいほどの辛い時間でした。訴えを取り下げ、何も和解はありませんでした。あまりにも多くの憶測が飛び交い、今は直接話さなければと思い、勇気を出して書いています。しかし今この瞬間にも、本当に私の胸の中の深い心がよく伝えることができるのかと考えて、とても恐ろしくて躊躇しています。

 幼い頃でしたが、信頼と希望をもって愛し、その年齢でもつべき大切なことをたくさん諦めらなければならなかったですが、ただの一度もその愛に対して頭で計算したことはありませんでした。しかし、世間のことを知るより先に、私の存在を隠さなければいけなかったことが、私の人生に及ぼした影響と傷は、言葉で表すことができない、表現することができないほどのものです。

 複数の名前で生きるなかで、アイデンティティの混乱に苦しんでいつも心をはらはらさせ、人々に友達に家族に率直な余裕をもった心で近づくことができなかったので、冷たくて真実さがない人だと誤解され、円満な対人関係を成すことができず苦しみました。

 自分自身として生きていくことができなかった苦痛は、自由を失ったのと同じことでした。一般には理解することができない生活をしなければならなかった理由は、誰にも姿を見られたくないという、その人の意思を尊重し、従ったものでした。それが愛だと信じていた私は、両親も自分も捨てて暮らしていたのです。

 私が選んだその道が自分自身を傷つけて、苦しませ、無意味な存在にしているという事実を、当時は気づくことができませんでした。自分自身で生きていけるようになることが長い間の願いだったのですが、あまりにも長い間、隠されて生きてきたせいで自分が明らかになることが一方ではとても怖くて恐ろしかったです。

 2006年に、きちんとした話しさえしてみることができず、すべてのものを締めくくろうとしていた理由は、早く、すべての傷を忘れることを望んだからで、その時は、それがお互いに良い姿で残るものだと信じたからです。しかし、現実はそうではありませんでした。時間が経つにつれ、傷はより深くなっていき、私が固く信じていた真実と約束が、壊れながら治癒できない傷となって残っています。

 遅ればせながら自分の人生を見つけて女優になりましたが、完全な「私」として生きて来れなかった時間の分だけ明らかではない過去に対して数多くの誤解や憶測をされて隠れて何度も泣きました。真っ黒に焼けた心を開いて、大変だと叫びたかったり、慰めももらいたかったですが、誰にも言うことはできず、頼るものがいない寂しさを我慢しながら私の人生の半分を生きてきました。暗く、長い時間に対して理解してもらいたい気持ちもあったし、失ってしまった私を探したい心によって今日に至るようになりました。

 しかし、私もこの訴訟を進みながら、当初はこれほどまでにお互いが対立することになるとは思いませんでした。その人をはずかしめたい気持ちは本当に少しもなかったし、それでも良い姿で円満に解決していけるんじゃないかと考えていました。

 しかし、今は長い間縁を結んでいた人と、一緒に過ごした過去について、さまざまな意見に向き合う残念な状況に至っています。デザインやスタイリングのようなビジュアル的な作業など、多くの部分を一緒に作ってきたし、それは2000年に韓国に帰国した後も続いていました。一緒に苦労した記憶と努力が痛みになって再び私にもどって来ることを感じます。

 もうこの論争はお互いをはずかしめるだけで、これ以上は無意味だという思いを持ちました...長い時間がかかると予想されるこの論争に、今までの私の人生、そしてかけがえのない、これからの私の時間と生活、私の周りのすべての方々とファンの皆さん、その方たちの大切な心まで犠牲にさせたくなかったから、訴えを取り下げることに決めました。

 訴訟の事実が世間に公開されるようになり、もはや二人だけの論争ではなくなりました。どうしようもなくお互いをけなして攻撃することになる、今後の過程が価値のある事ではないという判断をしました。言いようもなく恐ろしく、胸が溶け出すような喪失感で一日一日を送りながら、私の心が伝わることだけを切に願っています。

 一日も早く私の場所に戻って、私を信じて応援してくださるファンの皆さんと知人の方々の大切な気持ちにお応えしたいのですが、何度も弱くなり、倒れてしまう自分自身のせいで、両親に、私のせいで苦しんでいながらも私のことを心配して下さり気遣って励ましてくださるすべての方に、申し訳ない気持ちだけです。」

 ソ・テジとイ・ジアは、過去に結婚、離婚をしていたことに続き、今年1月、慰謝料や財産分与請求訴訟中だという事実が明らかになり衝撃をもたらした。イ・ジアは先月21日、マスコミの報道を受けて、所属事務所を通じて、ソ・テジとの結婚、離婚、訴訟にいたる過程を説明した。

 これまで、公に立場を明らかにしていなかったため、オンライン上で複数の憶測が飛び交い、ファンの気をもませていたソ・テジ側は4月30日に公式にイ・ジアとの結婚から離婚に至る経緯を説明した。これを受けてイ・ジアは同日、訴訟を突然取り下げたことから、取り下げの背景について注目が高まっていた。

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