ニコン、ブラジルでの販売拡大に向けて現地法人を設立

2011年5月2日 11:00

 ニコンは27日、ブラジルにおけるデジタルカメラをはじめとした映像事業、および顕微鏡や測定機をはじめとしたインストルメンツ事業の販売強化とアフターサービスの充実を目的とし、現地に販売会社である「Nikon do Brasil Ltda.」を設立、4月25日より営業を開始したことを発表した。

 インドや中国など、経済発展が目覚ましい5カ国で形成する「BRICS」にも数えられるブラジルは近年著しい経済成長を見せており、2014年にサッカーワールドカップの開催を控えていることから今後、デジタルカメラ事業の大きな成長が期待されている。同社ではこれまで、米国の現地法人である「Nikon Inc.」(映像事業担当)と「Nikon Instruments Inc.」(インストルメンツ事業担当)がブラジルの販売代理店を通じてブラジル市場での販売やサービス活動を行ってきたが、今回の販売会社の設立によって、本格的な事業展開を図る。これを機に同社は、マーケティングから販売、カスタマーサポート、アフターサービスに至るまで一貫した体制を構築することで、ブラジル市場への取り組みを強化。さらに、戦略的なマーケティングと効果的な広告投資によって販売の拡大とブランドの浸透を図る。

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