26日の東証1部出来高は今年2番目の低水準、決算と連休控え見送り

2011年4月27日 09:52

  26日(火)の東証1部出来高は15億3998万株と、前日25日(月)の14億6100万株に続く、今年2番目の少ない出来高だった。25日の出来高は昨年12月30日(14億6800万株)以来で、今年としては最低水準だった。

  この理由としては、(1)3月大商いの反動、(2)3月期決算の発表本格化、(3)5月連休控え、などが考えられる。

  3月の大震災下げでは、3月11日(金)の出来高が31億4600万株、14日(月)48億8300万株、15日(火)57億7600万株、16日(水)49億527万株、17日(木)41億686万株と、超大商いだった。ここで、売り物が出尽くした。

  一方、3月期決算の発表本格化で、買い方が様子見となっている。25日に決算を発表した任天堂 <7974> が大幅減益だったことから株価が急落し2万円を割ったことは響いた。これまで、11年3月期業績の悪いことは織り込み済みとみられていた。しかし、実際に業績悪を突きつけられると勇気を出して買うことはできない。

  5月の大型連休が近づいていることも積極的な売買を手控える動きとなっている。高値圏にあるNYダウなどがどう動くか分からないし、国内の原発の行方も不透明。昔のように、「連休明け高を狙って株を持って旅に行く」という心境ではない。

  日系平均は、大きい下値はないとみられるものの、出来高では、しばらく閑散状態が続きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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