ソニーがAndroidタブレット:9.4型と5.5型ダブルの2サイズ展開
2011年4月26日 15:20
ソニーは26日、タブレット型端末「Sony Tablet(ソニータブレット)」を秋以降に発売すると発表した。OSはグーグルのAndroid(アンドロイド)3.0で、9.4型と5.5型の2種類のサイズで展開する。
同社によると、9.4型ディスプレイを搭載する「S1」は、重心を片側に寄せた偏重心デザインを採用することで、手にしたときの軽量感と安定したホールド感を実現し、長時間使用での快適性を追求しているという。
5.5型のディスプレイ2枚を搭載する「S2」は、コンパクトに携帯できる折りたたみ式のデザインを採用した。2つのディスプレイを合わせて1つの画面として表示させたり、2つの画面に別々の機能を表示させることが可能で、「従来のタブレット端末とは異なる閲覧性と操作性」を実現したという。
両サイズに共通の特徴として、独自の即応性技術を採用し、タッチパネル上の操作やブラウザーの表示を快適なスピードで行えるようにしているほか、大画面に適したキーボード配列を採用し、メールやSNSコミュニケーションといった基本機能を快適に操作できるとしている。
コンテンツの面では、動画・音楽などのコンテンツ配信サービス「Qriocity」や、プレイステーションの名作タイトルなどをプレイできる「PlayStation Suite」(プレイステーション スイート)、電子書籍販売サービスの「Reader Store」(リーダーストア)などに対応する。
その他、家電機器と連携する機能も搭載しており、DLNAで接続し、タブレットに保存している写真や動画などをテレビの画面に映し出したり、音楽をワイヤレススピーカーに出力して楽しんだりすることができるという。S1は赤外線機能でリモコンとしても使用できる。
ソニーの業務執行役員 SVP 兼 コンスーマープロダクツ&サービスグループ デピュティプレジデントの鈴木国正氏は声明で、「Sony Tabletが加わったコンスーマーハードウェア群と様々なソフトウェア、ネットワークを融合させて楽しむ新しいライフスタイルを創造してまいく」とコメントしている。
国内の電機大手では、東芝も20日にAndroid 3.0を採用した10.1型タブレット型端末「レグザタブレット AT300」を6月下旬に発売すると発表している(関連記事)。パナソニックは1月に米ラスベガスで開催された家電見本市「2011 International CES」に4インチ、7インチ、10インチの3種類のサイズのAndroidタブレット端末を出展している(関連記事)。