米グーグル、クーポンサービス「Google Offers」を立ち上げ
2011年4月22日 12:58
米グーグルは21日、クーポンサービス「Google Offers」(グーグル・オファーズ)のベータ版を立ち上げた。当初はオレゴン州ポートランド市のみに対応しており、近くニューヨーク、サンフランシスコ湾岸にも広げるとしている。
同社のクリス・メッシーナ(Chris Messina)氏が21日のツイートでベータ版の立ち上げを明らかにした。現在は登録だけができる状態で、クーポン情報の配信などは行われていないが、登録しておけば近日中に情報が配信され始めるという。
グーグル・オファーズのヘルプによると、登録した地域でレストランの食事の割引情報など、ユーザーの好みの情報が得られるという。登録ページでは、「50%以上(の割引情報)」が得られるとしているが、詳細な説明は行われていない。
グーグルは昨年12月、共同購入サービスで先行している米グルーポンの買収を試みたが、交渉が決裂したと報じられている。
共同購入型クーポンサービスは規定時間内に一定数以上の購入者が集まると購入者全員が割引率の高いクーポンを取得できるというもの。米国で市場が急拡大した後に日本でも注目を集め、国内でも参入企業が相次いでいる。
グーグル・オファーズの紹介動画