原発避難者に放射能検査は過剰反応と官房長官

2011年4月20日 11:00

 茨城県つくば市が福島第一原発事故により避難してきた転入者に対し放射能検査を受けた証明書を提示するよう求めたことに、枝野幸男官房長官は19日、「過剰反応」とするとともに「(放射線は)感染症のようにうつるものではない。客観的事実がある。また、避難いただいている人たちには早い段階で避難いただいている。また、一昨日、わたしは防護服を着て原発から20km圏内に入り、現場を見てきたが、防護服を着たのは放射性物質を圏外に持ち出さないためのもの」と放射性物質について徹底して対応しているとの姿勢を語り、不要な過剰反応にならないよう冷静な対応を求めた。

 あわせて、枝野官房長官は「福島県民は避難を余儀なくされ、風評被害にもあっておられる。苦労されている方を温かく受けとめていただきたい」と被災者の心情に配慮する温かい対応を行うよう理解と協力を呼びかけた。

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