シャープとLIXIL、建材・設備市場における合弁会社設立に向け基本合意
2011年4月19日 11:00
シャープとLIXILは14日、住宅ならびにオフィスビルなどの建材・設備市場向けに、エレクトロニクスと建材の融合を図った新たな製品やサービスを開発、販売するための合弁会社の設立を含む業務提携について、基本合意書を締結した。
今回の提携は「環境・エネルギー」、「安全・安心」、「利便・快適」、「健康・癒し」、「スマート・効率」の5つのキーワードに基づいて行われ、今後両社は、「創エネ」「省エネ」に優れた太陽光発電機器およびLED照明などと建材を融合させた製品やソリューションの企画ならびに開発を進めていく。さらに、シャープが開発した省エネ機器などをLIXILが有する建材および設備ルートで販売するなど、両社の強みを活かした提携によって、住宅やオフィスビルに向けた新たな需要を創造していくという。
LIXILは、住生活グループの事業会社であったトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアが2011年4月1日に統合して誕生した同グループ最大の事業会社である。販売や生産、メンテナンス、サービスなどを担う様々な子会社を傘下に有し、17カ国の海外拠点を持つ。