蓮舫大臣 風評被害解消へ情報発信に努力
2011年4月18日 11:00
福島県からの避難先で避難してきた児童が地元の児童から「放射能がうつる」と言われたなど、福島第一原発事故による福島県民らに対する風評被害の問題が15日の参議院消費者問題に関する特別委員会で取り上げられた。
蓮舫消費者および食品安全担当大臣は「あってはならないことで、科学的根拠もない。文部科学省で適切に対応をお願いしたいと伝えた」と文部科学省に適切・迅速な対応を求めているとした。
また蓮舫大臣自身、消費者庁にも様々な情報が寄せられているとして「福島県からというとガソリンスタンドで断られた」「福島県人であることが分かって宿泊を拒否された」など風評被害を聞いている。「情報を正しく発信していきたい」とあらゆる機会を通じて正しい情報提供につとめたいとの意向を述べた。
質問した森まさこ参議院議員(自民党、福島県選挙区)は「大人同士のやりとりが子ども同士のやりとりに現われてくる。そうしたことの無いよう努めてほしい」と風評被害対策を強く求めた。