PS3をハックしたGeohot氏とSCEアメリカとの訴訟、和解
2011年4月14日 16:26
headless 曰く、
Sony Computer Entertainment America(SCEA)とGeorge Hotz氏は、SCEAのHotz氏に対する訴訟が和解に達したとの共同声明を4月11日に発表した(PlayStation Blog、BBC Newsの記事、マイコミジャーナルの記事)。
「Geohot」として知られるHotz氏は、PS3の改造ファームウェアを公開したことなどにより、SCEAから提訴されていた。共同声明でHotz氏は「ユーザーをトラブルに巻き込んだり、著作権侵害行為を容易にしたりという意図は一切なかった」と述べており、将来的な同様の行為の差し止め命令に同意したとのこと。また、AnonymousによるSCEAに対する攻撃への関与も否定している。
なお、SCEAはHotz氏以外にも100人程度の個人に対して同様の訴訟を起こしているが、これらの件に関する影響は明らかになっていない。その他、詳しい和解内容は公開されていないが、Hotz氏が同日にブログでソニー製品ボイコットへの参加を明言していることから、あまり友好的な和解ではなかったことがうかがえる(Joining the SONY Boycott)。
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