Androidアプリのランキング上昇原因を分析「QuerySeeker Analyze」

2011年4月12日 14:31

 クエリーアイ(名古屋市中区)は12日、スマートフォン・アプリの分析ツール「QuerySeeker Analyze(クエリーシーカー アナライズ)」Android版を同日販売開始すると発表した。口コミやWebサイトの情報から、アプリのランキングの上昇の原因を過去に遡って検証するなどの分析が行える。

 同サービスは、昨年12月にiPhone/iPadアプリ向けマーケティング分析ツールとして発売したもので、今回Androidアプリに対応した。

 分析対象は、(1)アンドロイドマーケットの1時間毎のランキング情報、(2)ツイッター(Twitter)のストリーミング・データから得られたクチコミ情報(3)、インターネット・ニュース・メディアやブログの情報の三つ。

 ランキングはアンドロイドマーケットのWebサイトに掲載されている「人気順」アプリを1時間毎に記録したもの。ランキング種別は有料、無料、各種カテゴリ(総合、ゲーム等)の全72カテゴリで、最大300位までの順位を記録する。ランキング取得の対象国は当初、日本、アメリカの2カ国だが、順次拡大する予定という。

 ツイッターのストリーミング・データは、スマートフォン関連のキーワードを含むメッセージのみをフィルタリングしたデータを24時間受信。メッセージ中にURLが含まれている場合、そのWebサイトにアプリに関わる情報が記載されているかをチェックし、記載アプリが何かを特定してデータベース化する。Twitterのメッセージは日本語、英語に対応している。

 インターネット・ニュース・メディアやブログの情報は、スマートフォンアプリのニュースやレビュー、価格変動情報などを取り扱っている主要サイトをチェックし、掲載されているアプリが何かを特定してデータベース化する。

 これらの収集データを利用して、口コミやWebサイトの情報、ランキングの上昇の原因を過去に遡って検証したり、ほぼリアルタイムに可視化できるという。

 提供価格は1カ国あたり、初期費用155,400円、月額利用料金155,400円。

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