出来るだけ早く復旧・復興へ繋げたい 官房長官

2011年4月12日 11:00

 枝野幸男官房長官は11日、東日本大震災から1カ月経過しての感想を述べ「亡くなられた方の冥福を祈るとともに、今なお、避難所生活で苦労をかけている方たちに十分な支援を進めていく」と述べるとともに「出来るだけ早く復旧・復興へと繋げていけるようにしたい」との決意を強調した。

 また、福島第一原発から20km圏内からの避難について「原子力発電所の事態が悪化し、大量の放射性物質が出る可能性は低くなっているが、事故が起こった場合に備えて避難をして頂かなくてはならない。20km圏内からの避難で十分に対応できると判断している」とするとともに新たな事故発生のリスクについては「相当程度低くなっている」と語った。

 一方、屋内退避となっている20kmから30km圏内や30km圏外での避難指示拡大については、土壌などに降った放射性物質により、長い期間そこにいると健康に影響を及ぼすというものであるため、同心円上ということでなく、それぞれのモニタリングの結果に基づき、精緻な分析を行ったうえで、指示を出す方針を示し、つめの作業をしているとした。(編集担当:福角忠夫)

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