ソフトバンクの孫社長、東日本大震災で100億円を寄付

2011年4月4日 20:31

 ソフトバンクグループは3日、東日本大震災の被災者救済と被災地復興のために10億円の義援金を寄付すると発表した。また、これとは別に孫正義社長が個人として100億円を寄付することを明らかにした。

 同社によると、これらの義援金は日本赤十字社や赤い羽根共同募金などを通じて寄付を行うほか、NPOやボランティア団体などへの支援や、両親を亡くした震災遺児への中長期的な生活と勉学の支援などに役立てる予定。特に、今すぐに支援を必要としている被災者に義援金・支援金を早急に届けられる寄付の方法を検討しているという。

 また、孫社長は100億円の寄付に加えて、2011年度から引退するまでのソフトバンクグループ代表としての報酬全額も寄付するという。震災遺児や多くの遺児などを支援していくとしている。

 個人では、ファーストリテイリング柳井正会長兼社長も先月に10億円という高額の寄付を行うことを明らかにしているが、孫社長の寄付がこれまでの東日本大震災への義援金で最大と見られる。

 米経済誌フォーブスがまとめた2011年版の世界長者番付によると、孫社長の資産総額は81億ドル。全体での順位は113位で、日本人としては最高だった。

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