植物繊維から軽くて強いプラスチックを作る

2011年4月1日 19:07

  danceman 曰く、

 サンパウロ大学の研究グループは、バナナやパイナップルといった植物から抽出したナノセルロース繊維から軽くて強いプラスチックを作ることに成功したとのこと(本家/.WIRED記事)。

 ナノセルロース繊維はケブラーに匹敵する強度を誇る上、再生可能である。また、ナノセルロース繊維からつくられるプラスチックは石油由来のものより「30%も軽く、3~4倍の強度」を持つのだそうだ。加えて、熱やガソリン、水に対する耐性にも優れており、石油由来のプラスチックと混ぜなければ生分解性であるとのこと。

 研究者らの目標はより環境に優しい自動車をつくることにあるのだが、ダッシュボードやバンパー、一部のボディーパネルの材料となるのは想像に難くないとのこと。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー

 関連ストーリー:
履き古した後、土に埋めると植物が生えてくるスニーカー 2011年02月26日
ハーバード大、樹状細胞を大量に活性化させる技術開発。「樹状細胞療法」の研究前進へ 2009年01月16日
生分解性エンジニアリング・プラスチックの開発 2005年06月28日
セルロースからアミロースを生産する技術開発に成功 2005年03月19日
でんぷん製 DVD 2004年12月06日

 

関連記事

最新記事