退役のディスカバリー、メインエンジン解体作業始まる
2011年4月1日 14:15
今年3月に退役したスペースシャトル・ディスカバリーのメインエンジン解体作業が3月30日、米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターで始まった。
スペースシャトルのメインエンジンはSSME(スペースシャトル・メインエンジン)と呼ばれ、プラット・ アンド・ホイットニー・ロケットダイン社が製造している。3基のSSMEは今週中にも全て外される予定で、ディスカバリーは今後、ワシントンD.C.にあるアメリカ国立航空宇宙博物館で展示される予定となっている。
ディスカバリーは1984年8月に初めて打ち上げられ、2011年3月までに計39回もの飛行を行い、スペースシャトルの中でも最も多い。
なお、スペースシャトル計画も4月のエンデバー(STS-134)と6月のアトランティス(STS-135)を残すのみとなっている。
また、退役したディスカバリー、エンデバー、アトランティスの保管場所について、NASAは4月12日に正式に発表する予定となっている。
写真=NASA。
■Kennedy Multimedia
http://mediaarchive.ksc.nasa.gov/detail.cfm?mediaid=51534
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