無人飛行機で福島第一原発を上空から撮影
2011年3月31日 16:15
maia 曰く、
3月20日と24日、エア・フォート・サービス(新潟県妙高市)の無人飛行機(UAV)が福島第一原発を上空(300~400m)から撮影したそうだ(東京新聞の記事や読売新聞の記事)。
使用された機体は全長2.7m、全幅3mで、先端部と中央部にデジタルカメラを設置し、GPSで自律航行できる。ちょっと驚いたのは、航続距離500kmという点。離発着は福島市内だから、少なくとも50~60kmは離れているはずだ。民間の航空写真撮影用に、ここまで発達した機材があるとは知らなかった。別のタイプかもしれないが、公式サイトにあった機材の主要諸元は、重量15kg、最大離陸重量35kg、2サイクル2気筒86cc、100~220km/hm、飛行時間4~5時間、飛行距離500km。エンジンというかプロペラはプッシャー式で、尾翼は双胴(2本のブーム)で支持されている。
ロボットの投入問題もあるだろうが、日本には色々技術があるはずだ。このような鮮明な航空写真を無人で撮影できる技術は、もっと早期に活用すべきだったと思う。「同社によると、18日に松下忠洋経済産業副大臣から電話で要請があり、東京電力から依頼を受けた」との事。
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