CAMUIロケット、打ち上げ試験成功
2011年3月31日 17:00
北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)は3月26日、CAMUI-200P-X2ハイブリッドロケットを北海道大樹町から打ち上げた。CAMUI(カムイ)形ロケットの打ち上げは今年1月以来、約2か月ぶり。
今回の打ち上げは超音速飛行モデルの200P型において、2段分離パラシュート回収機構を試験するためのもので、この試験は昨年10月から90P型で繰り返し行われている。
CAMUI-200P-X2ロケットは8時40分、大型ランチャーによって打ち上げられ、2段分離機構も正常に作動し、回収され、打ち上げ試験が成功した。
打ち上げ後の記者会見で、永田晴紀氏(北大大学院教授)は「大変良い結果が得られまして、今後の超音速打上環境が実現出来るような実験準備が整った事で、次のステップに進みたいと思っています」と述べている。
また、今後について、永田氏は夏を目処に海上打ち上げ試験を実施する見込みで、フル燃料で3~4kmを飛ぶ90P型で何機か練習した後、超音速モデルに移行していきたいという。
■北海道宇宙科学技術創成センター
http://www.hastic.jp
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