2月の自動車生産、5カ月連続の減少:国内販売の低迷響く
2011年3月30日 19:38
日本自動車工業会が30日発表した2月の自動車国内生産台数は、前年同月比5.5%減の79万5,632台だった。減少は5カ月連続。昨年9月にエコカー補助金が終了して以降、国内販売が低迷していることが響いた。
車種別では、乗用車が同6.4%減の68万5,655台だった。乗用車のうち、普通車は同0.6%減の40万5,867台と微減だったが、小型乗用車は同15.6%減の17万3,644台、軽乗用車は同10.1%減の10万6,124台と二桁の減少となった。トラックは同0.5%減の9万9,507台、バスは同12.8%増の1万470台だった。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会によると、国内販売台数(登録者と軽自動車の合計)は、エコカー補助金が終了した昨年9月に前年同月比1.2%減の47万1,955台となった後、前年同月を下回る状態が続いている。2月は同12.4%減の40万1,292台だった。
輸出台数は同13.2%増の43万1,582台となり、14カ月連続で前年同月を上回った。車種別では、乗用車が同14.6%増の38万5,703台 、トラックが同0.7%減の3万5,644台、バスが同15.8%増の1万235台だった。