仮設ミニSS 陸前高田市で29日稼働 経産省

2011年3月29日 11:00

 経済産業省は石油元売各社と連携して、継続的にガソリンを供給できる仮設ミニSSを29日から岩手県陸前高田市の市内5箇所に設置し、ガソリン供給を開始する。

 これは今回の東北地方太平洋沖地震被災地でサービスステーション(SS)が十分に稼働していないエリアでガソリン需要に応えるために学校などの避難所に開設するもので、陸前高田市が第1号になる。

 場所は旧アッガス横田(横田町)、陸前高田ドライビングスクール(竹駒町)、旧長谷川ゴルフガーデン(米崎町)、陸前高田市立長部小学校(気仙町)、陸前高田市立広田小学校(広田町)の5箇所。

 経済産業省では岩手、宮城、福島の3県で合計10箇所から20箇所の開設を目指しており、1箇所に最大20キロリットル程度の貯油能力を持たせる予定。ドラム缶からポンプで直接に車や携行缶に供給していく。(編集担当:福角忠夫)

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