震災復興 新しい日本につながるビジョンに
2011年3月25日 11:00
岡田克也民主党幹事長は24日夕からの記者会見で東北地方太平洋沖地震による復興について「単なる復興・復旧でなく、新しい東北、新しい日本につながるビジョンをつくる必要がある」と語り、きちんとした体制を敷いたうえで、ビジョンづくりに取り組む考えを示した。
また、復興庁については「名前が先走りしている」との認識を示し、「中身を冷静に議論すべき」とした。
このほか、都内葛飾区の金町浄水場の水道水から乳児の摂取基準値を超える放射性ヨウ素が検出されたことを受け、飲料水のペットボトルが売り切れとなるコンビニが続出するなどの状況に触れ「(飲料水のペットボトルが不足しているということですが)赤ちゃんやお子さんを抱えている家庭以外の方はなるべく他の飲料水にして頂きたい」と理解と協力を呼びかけた。
東京都はこの日午前6時に採取した水道水(金町浄水場)の放射能測定値が食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値を下回った。今後も水道水の測定検査を続けると発表したうえで、乳児のいる家庭を対象に25日も550ミリリットル入りペットボトル(飲料水)24万本を関係する区や市に提供するとした。(編集担当:福角忠夫)