地震後も緩やかな地殻変動が継続

2011年3月24日 18:34

  headless 曰く、

 東北地方太平洋沖地震では、国土地理院のGPS連続観測点(電子基準点)が牡鹿半島で東南東方向に約5.3m移動するなど、東北から関東地方を中心に大きな地殻変動が発生した。地殻変動はその後も広い範囲で続いており、20cm以上東に移動した電子基準点もあるという(国土地理院 — GPS連続観測から得られた電子基準点の地殻変動報道発表資料YOMIURI ONLINEの記事)。

 国土地理院の発表した資料では、3月19日の時点で岩手県山田町の電子基準点が25cm、千葉県銚子市の電子基準点が17cm移動している。読売新聞の記事によると22日までに山田町が28cm、銚子市が19cm移動したとのこと。原因としては、余震による変動のほか、「余効滑り」と呼ばれる地震の震源域や周辺で発生する断層面の滑りなどが考えられるという。

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