東日本の工場、少しずつ生産を再開
2011年3月24日 11:00
11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で、やむなく生産中止・停止状態にあった各企業の工場や生産現場が活動を開始し始めた。
TDKでは、グループ会社の東北・関東地域の事業所のうち、TDK 秋田工場、TDK-MCC秋田工場、本荘工場、北上工場で一部生産を再開。茨城1拠点を除き、順次再開していく予定だが、部材の調達状況により、今後の生産に影響を与えるものも出てくると考えられている。
ニコンでは、18日に開始した栃木ニコンを皮切りに、23日より東北地方の事業所の再開、被害の大きかった仙台ニコン、宮城ニコンプレシジョンも3月中には再開の目処を立てている。
アイリスオーヤマでは、14日より通常通り仙台本社が稼動しており、角田工場でも電気が復旧した18日より一部の出荷を再開している。また、保管用倉庫である第一自動倉庫も電気の復旧と共に18日より、第二自動倉庫の一部は22日より稼動を開始した。なお、生産機械は、動作確認と冷却水の回復後に通常生産への業務を行う予定としている。角田工場からの出荷のみ運送便の手配ができない状況が続いているが、燃料事情の回復と共に完全復旧する見通しだという。