ソニー、震災の影響を受けた国内製造事業所の活動状況を発表
2011年3月24日 11:00
ソニーは22日、東日本大震災による地震や津波、または停電の影響を受けたグループ国内製造事業所の、同日午前10時現在の生産活動状況を発表した。
地震、津波または自主停電によって生産活動を停止していたが、22日までに生産を再開、または一部再開した製造事業所が、ソニーマニュファクチュアリングシステムズ(埼玉県久喜市)など3つの事業所。地震、津波または停電によって生産活動を停止し、建物および製造設備の点検、修復、整備、調整など、復旧に向けた活動を行なっている製造事業所がソニーケミカル&インフォメーションデバイス多賀城事業所(宮城県多賀城市)など7つの事業所。
また、直接的な被害は生じていないが、計画停電などへの対応のため一時的に生産を停止し、今後断続的に生産を再開する製造事業所がソニーイーエムシーエス 木更津テック(千葉県木更津市)。同じく直接的な被害は生じていないが、原材料や部品等の調達状況にあわせて生産を一時的に停止しており、準備が整い次第順次生産を再開する予定の製造事業所がソニーイーエムシーエス 東海テック 湖西サイト(静岡県湖西市)など5つの事業所。
上記製造事業所にて生産されている製品について、当面は完成品在庫での対応などによる可能な限りの供給の確保に努め、同時に生産の回復を目指すが、必要な原材料や部品等の不足が続く場合には海外への一時的な生産シフトなどの検討も行う。尚、この度の地震、津波および停電によるソニーグループの全ての事業および連結業績への影響については現在精査中である。