電機メーカー各社が東日本大震災の影響と対応を発表

2011年3月24日 11:00

 NECは、11日に起きた東日本大震災のNECグループへの影響と対応を発表している。まず、主な生産拠点について、稼動を継続しているのがNECパーソナルプロダクツ米沢事業場(山形県米沢市)、NEC埼玉(埼玉県児玉郡)、NEC山梨(山梨県大月市)、NECコンピュータテクノ(山梨県甲府市)、NECアクセステクニカ(静岡県掛川市)など。また、生産を停止していたが、23日より再開したのが東北日本電気(岩手県一関市)、NECワイヤレスネットワークス(福島県福島市)、NECトーキン仙台事業所(宮城県仙台市)および同白石事業所(宮城県白石市)、NECインフロンティア東北(宮城県白石市)となっている。

 さらに同社は、被災地の学生への配慮や、全国の学生の安全を確保し選考に公平を期するため、2012年度新卒採用の採用選考開始時期を、当初予定の4月1日から6月1日以降に延期している。

 三菱電機の発表によると、今回の地震による同社の人的被害は現時点ではなく、事業所に関しては、東北支社(宮城県仙台市)の事務所の一部に損傷が見られ可能な範囲で業務を行うことを余儀なくされている他、郡山工場(福島県郡山市)では構内の建屋に損傷が見られ、こちらは安全確認が終了するまで操業を停止し、安全確認および生産設備への影響を確認した上で工場の操業再開時期を検討するとしている。尚、今回の地震による損害額および業績に与える影響は現時点では不明であり、現在精査中とのことだ。

 同社もまた2012年度新卒採用の選考開始時期の6月への延期を発表しており、エントリーシートの受付締め切りを、事務系(第2回受付締め切り)、技術系(第1回受付締め切り)それぞれ5月中旬(予定)へと延期している。

関連記事

最新記事