神戸から東北へ、支援物資運搬開始
2011年3月17日 11:00
東北地方太平洋沖地震発生から時間が経過するにつれ、被災地の深刻さが明らかとなってきた。被災地では、食料、水、衣類など、多くのものが不足している中、全国から支援物資も徐々に届けられている。
シャンプーや洗剤、日用品の開発・販売を行うP&Gグループでは緊急救援物資として、子供用紙おむつや生理用品、ヘアケア用品、スキンケア用品などを提供すると発表。16年前に発生した阪神淡路大震災の被災者として「被災地の要望・状況に即した支援を行うこと」を考慮し、順次運搬を行っていく。加えて、支援物資以外にも総額1億円の義援金の寄付も決定しているという。
P&G同様に神戸に本社を置き、被災を経験したアシックスは2000万円を寄付。さらに、衣類不足を懸念し、スポーツウェアやシューズなどの物資支援も行っていく予定だという。
日本国中で行われる支援活動。16年前の大震災を乗り越えた神戸の企業は、当時支援を受けた分、今回は支援する側にたって、未だ復興の目処がたっていない被災地に向けてエールを贈っている。