スペースシャトル準備作業中、作業員が発射台から転落死

2011年3月16日 11:00

 米航空宇宙局(NASA)は3月15日、スペースシャトル・エンデバー(STS-134)の打ち上げ準備作業中、作業員1人が39A発射台から転落し、死亡したと発表した。

 発表によると、事故はアメリカ東部夏時間3月14日7時40分(日本時間20時40分)に起き、ユナイテッド・スペース・アライアンス社(United Space Alliance)の作業員であるジェイムズ・ヴァンオーバー(James Vanover)さん(53歳)が39A発射台から転落した。救急隊による懸命な蘇生処置が行われたが、死亡が確認された。

 NASAは3月14日の打ち上げ準備作業を中断し、事故原因の調査を進めている。準備作業は3月15日に再開される見込みで、エンデバーの打ち上げもアメリカ東部夏時間4月19日19時48分(日本時間4月20日8時48分)から変更されていない。

 ユナイテッド・スペース・アライアンス社はボーイング社とロッキード・マーティン社のLLC(有限責任会社)で、1995年からスペースシャトルの運用に参加しているが、スペースシャトルの退役に伴い、人員削減が続けられている。

 写真=NASA。

 ■Incident at Launch Pad 39A
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