筑波宇宙センターが被災、HTVの運用にも影響か

2011年3月14日 15:45

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で、 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センターも被災し、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしている宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)を始め、各衛星の運用にも影響が出ているようだ。

 Spaceflight Nowによると、地震の影響で、筑波宇宙センター内の管制室のキャビネットが倒れ、天井の一部が剥がれ落ちたという。HTV2号機の運用については、米航空宇宙局(NASA)に引き継がれ、3月12日に予定していたHTV2号機のハッチオープンも延期したようだ。

 また、準天頂衛星初号機「みちびき」のツイートによると、地震による停電で非常用発電に切り替わり、断水がまだ続いているという。

 なお、JAXAは筑波宇宙センターの施設見学について当面中止すると発表している。

 写真は筑波宇宙センターの内部。

 ■Japanese quake disrupts space station operations
http://www.spaceflightnow.com/news/n1103/11earthquake/

 ■Twitter / みちびき(準天頂衛星)
http://twitter.com/QZSS/status/46766387343007744

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