Wi-Fi、ボーイング737搭載のナビシステムと干渉

2011年3月12日 18:00

  capra 曰く、

 乗客向けのインフライトブロードバンド接続サービスに使用するWi-Fiが、航空機のナビゲーション装置に影響を与えることがあるそうだ(Flightglobalの記事本家/.)。

ボーイング社の次世代737(737NG)型機でWi-Fiシステムの電磁干渉(EMI)認証テストを実行した際、ナビゲーション装置に搭載されたハネウェル社のPhase 3ディスプレイユニットの表示が消える現象が発生したという。ボーイングによれば、影響を受ける可能性のある組み合わせの機材は出荷されていないとのことだ。また、ディスプレイユニットのトラブルは米国連邦航空局(FAA)の規定するテストでのみ発生し、実際にWi-Fi機器を使用する場合のEMIレベルで発生することはないとボーイングとハネウェルは結論付けている。

なおFAAのスポークスマンによると、現在FAAは両社と協力して再評価を行っており、さらなる安全対策が必要かどうかは再評価の完了後に検討するとのことだ。

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