HTV2号機、結合ポートを戻す

2011年3月11日 11:30

 国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしている、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の結合ポートを戻す作業が3月11日に行われ、無事完了した。

 スペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)のドッキングポートを開けるため、HTV2号機は2月に「ハーモニー(Node 2:結合モジュール2)」の地球側ポート(Earth-facing port)から天頂側ポート(space-facing port)に移設され、ディスカバリーが帰還したことを受け、HTV2号機を再び地球側ポートに戻す必要があった。

 今回のポート変更作業はアメリカ東部標準時間3月10日6時(日本時間20時)に開始され、第26次長期滞在クルーらがISSのロボットアームを使ってHTV2号機を把持し、天頂側ポートから外した後、3月10日11時20分(日本時間3月11日1時20分)に地球側ポートに移設した。

 移設後、HTV2号機と「ハーモニー」間の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)のボルト締結などが行われ、全ての作業が完了した。

 なお、HTV2号機は3月28日にISSから切り離され、3月29日に大気圏再突入を行う予定となっている。

 写真=NASA。

 ■「こうのとり」2号機、地球側のポートへの移設完了
http://iss.jaxa.jp/htv/110311_relocation.html

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