【銘柄診断】朝日ラバーは自動車関連の落ち込みは軽微、医療用の新工場に期待

2011年3月10日 12:37

  朝日ラバー <5162> の今2011年3月期第3四半期は営業利益36億200万円と前期比8%増収、営業利益は1億3600万円と同170%増の大幅増収益を達成。つれて今3月期通期業績について売上げ48億5000万円(前期比4%増)は据え置いたが、営業利益は従来の1億7300万円を1億7800万円(前期比42%増)へ引き上げた。

  工業用ゴム事業では自動車の内装照明に使用されているLED用ゴム製品が好調なほか、点滴輸液バッグ用ゴム栓など使い捨て製品が主力の医療用ゴム製品が売上げを伸ばしていることが好業績の背景。

  同社の場合自動車関連の売上げのウェートが大きく、自動車のエコカー補助金終了後の動向が懸念されていたが、営業利益は9月中間決算の9200万円に対し後半は8600万円と落ち込みは軽微にとどまる見通しだ。

  昨年10月から量産を開始した第二福島医療用工場は従来の1.5倍の生産スペースを確保しており、医療用ゴム製品の好調な売れ行きと相まって来2012年3月期の連続増益に大いなる力を発揮するものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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