情報技術によって高学歴者の需要は低下した?

2011年3月9日 12:30

 ある Anonymous Coward 曰く、

 情報技術によって高学歴の人の仕事は減っているのではないかとの記事が The New York Times の記事に掲載されているそうだ (本家 /. 記事より) 。

 例えば弁護士事務所において資料調査を担当していたチームは必要なくなるなど、以前であれば学歴の高い人の担当であった仕事が今では情報処理技術によって置換えられているとのこと。「昔であれば多くの弁護士が何週間もぶっ続けで資料調査にあたっていた。人間であれば飽きたり、疲労による体調不良を訴えるところだが、コンピュータではそういうことは起きない」とはある弁護士の弁。

 米国における学歴間賃金格差は 80 年代と 90 年代に大きく差が開いたが、最近は沈滞しているとのことで、この状況は数字にも表れているという。本家 /. では産業革命時のラッダイトをを「彼らは貧しかったのではなく、技術によって突然価値が低下した熟練した職人工だったのである」と引き合いに出しているが (参考:ラッダイト運動) 、情報技術によって「高学歴」の価値が低下してしまったのであろうか。

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