スペースポート・アメリカ、ターミナルビル前面に外装ガラスを取付け
2011年3月9日 15:00
アメリカ・ニューメキシコ州の民間宇宙港「スペースポート・アメリカ(Spaceport America)」の建設が進められており、3月4日にターミナルビルの前面に、外装ガラスが取り付けられた。
スペースポート・アメリカの建設は2009年に始まっており、全長約2マイル(3.2キロメートル)の滑走路が2010年7月に完成した。ターミナルビル(ターミナルハンガー)などの建設も昨年から進められており、今年中にも全て施設が完成し、運用を開始する見込みとなっている。
スペースポート・アメリカは世界初の民間宇宙港で、標高1400km、年間晴天日数が約300日と高く、周辺に住民も少なく、ホワイトサンズ・ミサイル実験場に隣接していることにより、上空が飛行禁止区域となっているなど、宇宙船を打ち上げるに最適な場所である。
スペースポート・アメリカが完成すると、ヴァージン・ギャラクティック社のスペースシップツーによる民間宇宙旅行(サブオービタル)の他、Xプライズカップ、ロケット・レーシング・リーグの開催、ロッキード・マーチン社、UPエアロスペース社、アルマジロ・エアロスペース社などによる打ち上げも行われる予定となっている。
■Spaceport America Construction Status
http://spaceportamericaconstruction.blogspot.com/
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