グーグル、「Chrome 10」の安定版を公開 Javascriptは最大66%高速化

2011年3月9日 14:23

 米グーグルは8日、Webブラウザ「Google Chrome」(バージョン 10.0.648.127)の安定版を公開した。Javascriptのエンジン「V8」を改善し、同社のベンチマークでは前バージョン比でパフォーマンスが66%向上しているという。

 インターフェース面では、環境設定を行う際に、ダイアログボックスではなく新規でタブが開く形態になった。また、設定画面上に検索ボックスが配置され、設定したい項目が探しやすくなっている。

 また、ブラウザに保存しているパスワードを複数のPC間で同期できるようになった。セキュリティ向上のためにパスワードを暗号化するためのパスフレーズを設定することもできる。動機の機能を有効にするには、「個人設定」から「同期の設定」を選択すればよい。パスワード以外に、ブックマーク、拡張機能、設定、テーマなども同期できる。

 セキュリティに関しては、マルウェアの報告や古いプラグインをデフォルトで無効化するといった機能が追加された。また、有害なウェブページなどからシステムを保護するサンドボックス化の技術がVista以降のWindows上でFlash Playerにも適用されるようになった。

 新バージョンのChromeはgoogle.com/chromeでダウンロードできるほか、既にインストールしている場合は自動的にアップデートされる。

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