【銘柄診断】アライドテレシスHDの今期大幅減益は保守的、増額期待が高まる

2011年3月8日 15:59

  アライドテレシスホールディングス <6835> は2月15日に自社株買いを発表した。買い付け株式数は上限で1000万株と同社の発行済み株式数の8%、取得期間は2月21日から3月25日まで。

  この発表をきっかけに人気化場面に走ったが、今2011年12月期業績について営業利益16億5000万円という前期比26%の大幅減益見通しがネックになり上値に伸びきれない展開となっている。

  企業の設備投資の拡大や医療分野での政府の支援等が見込まれ、これらの分野で引続きネットワーク・ソリューションの営業活動を強化する方針。海外では、医療、教育、IP監視などの市場を中心にソリューション営業を強化する。

  こうしたことから今12月期の売上げは361億円と1%増益を見込んでいる。こうした中で、前12月期第4四半期は単独で営業利益19億600万円を稼ぎ出した好実態が、6月中間決算で営業利益3億6000万円に急減にしぼんでしまうのはやや考えにくいところ。次第に今12月期業績の増額修正にウェートがかかった展開に転じることが予想される。再び株価見直しの動きが起こりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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