第二世代Coreプロセッサー、Sandy BridgePCを発売

2011年3月8日 11:00

 BTOパソコンメーカーのサイコムは、コストパフォーマンスと豊富なオプションで人気を誇るサイコムBTOパソコンシリーズにおいて、販売を中止していたインテル(R)新型CPU(開発コード名:Sandy Bridge)を搭載したモデルを一部仕様変更して3月4日より販売を再開している。

 Sandy Bridgeとは、Intelによって開発されたNehalemマイクロアーキテクチャに継ぐマイクロプロセッサのマイクロアーキテクチャである。第二世代Coreプロセッサーと位置づけされている。

 今回、同社が発売する製品は、インテル(R)Expressチップセット6シリーズ設計上の問題で発売を中止していた、Core(TM)iシリーズの第2世代となるCpuを搭載した新型モデルに、不具合を改善した部材に変更することで、新たなラインアップとして販売をするものだ。他にもゲームモデル、静音モデルや水冷モデルも用意。販売する製品は当社サイトでの直販のみとなり、いずれも従来の販売製品同様に受注(受付)後7営業日以内での納品を見込んでいるという。

 2月8日付で発表し、すでに同社サイトでも公開しているが、発売当初に問題のあったPCを購入されたユーザーへの対応については、個別の案内も開始し、改修についての対応を進めているという。

 また、アップルは2月24日、Sandy Bridgeと新しいグラフィックスを採用して基本性能を高めたのが特徴な新型の「MacBook Pro」を発売した。さらにインテルと協力して開発した高速インターフェース「Thunderbolt(サンダーボルト)」と解像度がアップした「FaceTime HDカメラ」などの新機能も盛り込んでいるという。

 同製品は、13インチ、15インチ、17インチの3タイプ5モデルをラインアップ。全モデルでSandy Bridgeを採用する。これによりパフォーマンスは最大2倍アップ。13インチモデルの上位機種は、デュアルコアタイプとしては最高の2.7GHzのCore i7を搭載する。15インチモデルはCTOで2.3GHzのクアッドコアのCore i7が選択できる。Sandy Bridgeは、負荷に応じてコアの動作周波数を引き上げる「ターボブースト」や、デュアルコアの場合は2つの仮想コアでも処理する「ハイパースレッディング」なども搭載。メモリーも1333MHz DDR3 SDRAMに強化している。

 なお、インテルのチップセット不具合問題については、すべて対策を施したものを使っているという。

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