【銘柄診断】丹青社は連日の高値、業績増額で黒字幅拡大し3期ぶり復配
2011年3月7日 12:11
丹青社 <9743> は、17円高の509円まで上げて3営業日続伸して始まり、連日の昨年来高値更新となった。前引けは1円安の491円と小安い。
前週末4日大引け後に2011年1月期業績の上方修正と3期ぶりの復配を発表、4期ぶり黒字転換の黒字幅を拡大することから売り方の買い戻しを交え値ごろ割安株買いが増勢となっている。
1月期業績は、期初予想より売り上げを49億円、経常利益を1億9000万円、純利益を2億5000万円各アップさせ、純利益は、8億1000万円(前期は22億9700万円の赤字)と2007年1月期以来の黒字転換となる。
ディスプレー大手として主にカジュアルウェアチェーンやファーストフード店の新改装、オフィスの新改装が期初予想を上回り、商業施設の営業利益が上ぶれ、グループ資金の効率化で子会社配当が増加したことなどが要因となった。
期末配当は、未定としていたものを4円(前期無配)として実施し、2008年1月期以来の復配をする。
株価は、100円台の低位株価から信用取組思惑で大きく底上げし、昨年12月開示の1月期第3四半期の黒字転換・高利益進捗率業績をテコに高値を更新した。信用取組は1倍台と拮抗しており、PER15倍台の割安修正を強力サポートしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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