【株式市場のリスク要因を探る】国内政治情勢=衆院解散・総選挙を睨む

2011年3月6日 16:34

■政界再編の期待高まり「株式市場はポジティブ材料」

  予算案については年度内に自動成立することが確定したが、予算関連法案については成立の見通しが立っていない。民主党内の議員離反の動きに加えて、閣僚の政治とカネの問題も浮上しており、管首相にとって政権維持は一段と厳しさを増している。

  そして菅首相の選択肢は、(1)退陣と引き換えで予算関連法案成立、(2)自民党案を丸のみ、(3)衆院解散・総選挙だが、この中では時期は流動的だが、(3)の衆院解散・総選挙が有力になってきた。

  株式市場では、すでに次の政権を睨み始めているという見方が多いだけに、予算関連法案の成立遅れは一時的に弱材料視されても、影響は限定的だろう。むしろ衆院解散・総選挙となれば、政界再編への期待が高まるだけに、株式市場にとってポジティブ材料となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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