【銘柄診断】ポイントは2月月次売上高続伸もプラス幅縮小を売り急反落

2011年3月2日 18:36

■方向感を探る展開へ

  ポイント <2685> は2日、130円安の3830円と急反落した。1日大引け後に今年2月の月次売上高を発表、全店売上高が5カ月連続して前年同月比プラスと続伸したが、プラス幅が前月1月より縮小したことから、利益確定売りが先行している。

  2月月次売上高は、既存店が11.9%減と7カ月連続で前年同月を下回ったが、全店では9.0%増と前年同月を上回った。12店舗を新規出店(退店7店舗)し、天候がおおむね安定して推移し、前半は冬物、後半は春物の販売が順調に推移したことなどが要因となった。ただ、1月の10.2%増からは伸び率を縮めた。

  2010年2月期通期売上高は、既存店は3.7%減となったが、全店で8.2%増と連続のプラスとなり、2月期売上高予想(前期比7.5%増)を上回ったが、前期通期の全店伸び率11.8%増からはやはり伸び率をダウンさせた。

  株価は、昨年9月の2月期業績減額で昨年来安値3045円まで突っ込み、その後発表の月次売上高には限定的な反応にとどまったが、前月1月の月次売上高の連続プラスをポジティブに評価して4000円大台を回復した。利益確定売りやPER12倍台の割安修正期待、取組倍率が1倍台で拮抗する信用好需給などが交錯するなか、方向感を探る展開が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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