【銘柄診断】CIJは今期、来期と2期連続増益、業績は順調な回復路線を歩む

2011年3月2日 12:34

  CIJ <4826> は底値から一段水準を切り上げたところでのもみ合いとなっている。今2011年6月期中間決算が計画未達となり、1月21日に今6月通期の利益が減額されたが、株価は瞬間的には反応したもののすぐさま引き戻しに転じ、足元の業績停滞を織り込んだ動きとなっている。

  今6月期上期の業績は、売上高が77億3600万円と前年同期比4%減少し、営業利益は従来の1億3000万円の黒字予想が1100万円の損失(前年同期は1億1000万円の損失)となった。

  主力の「システム開発およびシステム開発に関連するサービス」において電機業種関連等の開発案件が減少、予定していた案件の延期・規模縮小等により減収となった。

  損益面では一部不採算案件の発生により営業赤字となった。通期について売上げは172億円と前期比1%増の見通しを据え置いた。

  しかし、中間決算の悪化が尾を引くため営業利益は従来の7億9000万円から5億8000万円(前期4億2000万円)へ下方修正した。後半だけ見れば5億9100万円と中間の1100万円の損失から大きく改善する。今期で2期連続の増益となり、まだ水準は物足りないが順調な業績回復路線を歩んでいることが確認されることになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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