【銘柄診断】リオンは第4四半期に業績が再浮上、来期増益への期待感を刺激

2011年2月28日 18:25

  リオン <6823> は昨年来高値圏で強調展開をキープしている。1月31日に今2011年3月期第3四半期の累計決算を発表したが、売上げが123億円と前年同期比8%増を確保し、営業利益も9億4700万円と同94%の大幅増益を達成した。

  医療機器事業では昨年8月に新製品を投入した補聴器が販売台数を伸ばし、環境機器事業では電力、鉄道などインフラ関連で大型受注を獲得したことなどが好業績の背景。

  ただ、好決算買いが短期で終了することなく、その後も押し目買い流入に底堅い動きを続けているのは、先行きの業績に対する期待値が高いためだろう。というのも今3月期通期の営業利益は13億円と前年同期比70%の大幅な増益を見込んでいるが、これで行くと第4四半期の単独の営業利益は3億5300万円と、第3四半期の2億6600万円を上回る。

  第2四半期の5億1300万円は下回るが、業績ダウンが一時的なものにとどまり再び浮揚力を強めてきたことで、来期以降の好業績が有力だ。PER7倍台、PBR0.6倍台、配当利回り3%と株価指標はどれも割安だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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