【銘柄診断】ニックスは主需要先の事務機器業界の好転受け業績の回復が顕著に
2011年2月26日 13:23
ニックス <4243> が高値圏で強調を保っている。今2011年9月期第1四半期の決算は主要販売先である事務機器業界で在庫調整が一巡し、中国輸出が増加に転じた好影響を受け、部品や電気配線などを束ねる工業用プラスチック・ファスナーやプラスチック精密部品の販売が増加した。
このため売上げは9億3200万円と前年同期比3%増加した。販売費をはじめ各種コスト削減策を実施したが円高が重くのしかかり営業利益は700万円と同83%減益に見舞われた。5月期通期について売上げは39億8000万円と前年同期比8%増を見込んでいる。
売上げは第2四半期以降、さらに増加することを想定している。営業利益は1億1600万円と前年同期比3%減を見込んでいる。ただ、第2四半期の営業利益は1000万円と回復が鈍いが、第3四半期以降大幅に採算が好転すると見ている。PBRが0.5倍と絶対的に割安な水準にあるほか、第2四半期以降好転度合いを強める業績を踏まえればPERの11倍台も出遅れ感が強い水準だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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