【銘柄診断】ユーシンは今期増額に期待強い、悪材料を吸収し株価も復元局面

2011年2月23日 18:33

  ユーシン <6985> は今2011年11月期業績について売上げ600億円と前期比2%減、営業利益は34億円と同41%減の減収減益見通しを明らかにした。それを契機に嫌気売りがかさみ決算発表直後にマドを開けて下に離れる展開を余儀なくされた。

  そうした目先筋の売りを吸収しつつ、現在はマド埋めにトライする株価復元局面。前2010年11月期は史上最高の営業利益を確保したが、その原動力なったのが自動車部門。今期は国内の補助金終了の影響が不透明として、全体で小幅の減収を見込んでいる。

  営業利益の大幅ダウンについては、次世代に向けた先行投資を積極的に行うことによるもの。従って、あくまでも一時的な業績ダウンの予想であるし、米国、中国など海外での好調が持続するようだと、売上げ増から減益幅も縮小の可能性が強い。

  株価は今期大幅減益の悪いところを出し切っており、今後は増額修正期待を念頭においた上昇相場が繰り広げられることになりそう。今期の大幅減益見通しをベースにしてもPER15倍、PBR0.7倍と株価は割安買いの効く水準だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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